オブジェクト中心プロセスマイニング
OCPM(オブジェクト指向プロセスマイニング)機能は、複数のオブジェクトが同時に関与する複雑な業務プロセスを分析するための機能です。注文、契約、請求書、顧客など、複数オブジェクトが相互に関連する業務シーンに対応しています。
従来の単一ケース中心のプロセス分析と異なり、OCPM は OCEL(Object-Centric Event Log:オブジェクト中心イベントログ)構造を基に、イベントと複数オブジェクトインスタンスを関連付けてモデリングし、交差・並行・入れ子構造を含む実際の業務プロセスを可視化します。
OCPM では、オブジェクトタイプ、オブジェクトインスタンスおよびその関係は、データ準備やモデリング段階においてユーザー自身が定義します。オブジェクトモデルとオブジェクト関係モデルを通じて、異なるオブジェクト軸に分散していたイベントを一つの分析視点に統合し、多オブジェクト協調プロセスを俯瞰的に把握できます。
従来の単一プロセス分析が「一本の流れ」しか見えないのに対し、OCPM では複数オブジェクトそれぞれのライフサイクルと相互影響を同時に確認でき、オブジェクト間の待ち、重複、滞留などの課題を発見しやすくなります。